ロシアの絵本が破壊力抜群と俺の中で話題に
4歳児の子供がいる私にとって、絵本とはとても身近な存在になりました。
読み聞かせてるうちに、
『あ、この本の構成はしっかりしてるな。』
『こりゃ、クオリティがすごいな。』
とかだんだんわかったような気になってくるのですが、先日出会ったロシアの絵本、特に絵がピンポイントで訴求してきて思わず二度見してしまうようなものでした。
では、ちょっとアレンジしてご紹介しましょう。
商用フリーですので、お子様の就寝時の読み聞かせにご利用頂いても構いません。
『おおきなかぶ』
引用元 ロシアの昔話
内田莉莎子さん 翻訳
佐藤忠良 画
昔、旧ソ連時代(きゅうそれんじだい)のスターリン(すたありん)の大粛清時代(だいしゅくせいじだい:つみもないひとをたくさんむやみにころすこと)のお話です。
コーカサス地方におじいさんが住んでいました。
零下40度もの寒い気候の中ヒートテック(ゆにくろというかいしゃのかいはつしたあったかいやつ)もないのに、元気にくらしていました。
下手に街に出るとすたありんに粛清されてしまうかもしれないので、家でかぶを育てはじめました。
『やーい、育てやーい。』
と15万回言ったその時です!
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特殊(とくしゅ)な農薬(のうやく)を使ったからか、超巨大な株の栽培(さいばい)に成功したのです。
『ウェイ!!ウェイ!!』と、
おじいさんは、コーカサス流の喜び方をしました。
さっそくぬいてみます。
抜けないので、ばあさんを呼びつけ無理やり手伝わせました。
しかし、世の中(よのなか)そう甘くはありません。
日本(にほん)の仙台(せんだい)に留学中の孫にFAXを送りつけ無理やり召喚しました。
手伝わせるためだけです。
じつのところおじいさんは、おばあさんや孫からは好かれていませんでした。
それでも抜けません。
「ばあさん、そもそもわしには株を抜く資格もないのかもしれん。」
おじいさんは、ふだんは偉そうにするのですが、メンタル(めんたる)がとても弱くすぐにおちこんでしまいました。
「死んだほうがマシ」
などとどんどんネガテイブ(ねがてぃぶ)に考えてしまいました。
正直おばあさんはめんどくさったのですが、
『そんなことはないですよ、おじいさん』
ざっくりと最低限のフォローはしておきました。
気を取り直し、
『フムムムムムムムムム!!!、、』
『ヌォォォおおおおおおおお!!!』
それでも抜けません。
もはや、浦和レッズ(うらわれっず)が弱かったとき、
テクニシャン、ラモスとビスマルクにこけにされヴェルディに0-6で大敗した1993年のレッズの選手のような、
諦めムード(あきらめむーど)が漂いはじめていました。
もはやじいさんは、こころここにあらず。
以前行ったキャバクラの女の子のことを考えて現実逃避(げんじつとうひ)しているようにもみえました。
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そこからなんやかんや、色々あり、
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結果的にかぶがぬけたのでした。
めでたし、めでたし。
(※時間の都合上、内容を一部変更及び短縮している箇所がございます。てきとうに子供にバレないようにアレンジして下さい。)
はい。
いかがでしたか?
素晴らしい作品が世界中にあるとご理解いただけましたか?
絵本て本当に素晴らしいですよね!